床土づくり

朝から、春のようなほかほか陽気のなか、確定申告。

午後より、今シーズン初めての床土（とこつち）づくり。
腐葉土ベースに、もみ殻くん炭、バーミキュライトなどを混ぜてつくります。
腐葉土は、林道の清掃を兼ねて集めた落ち葉を２年間寝かせたもの。
それをフルイにかけると
ふわふわさらさら、ずっとさわっていたいような
なんともいえない土になります。

いま気づいたのですが、
農作業のなかで、この腐葉土ふるいが一番すきかも？

以前、腐葉土のストックが切れたとき、
森に入って、コナラの木の下から腐葉土をとろうとしたことがありました。
「すこしだけ、すこしだけですからね。あなたは寛容な木だもの、怒りませんよね？」
と言い訳しながら。
しかし、これがなんともバツが悪い。

樹木は歩いて食べ物を探しにいけない代わりに、自ら葉を落として
バクテリアなどに分解させて栄養素をつくりだします。
そこに、２本足の人間がやってきて
せっかく作ったゴハンのもとを、スコップですくってスタコラ。

やっぱり、恥ずかしい行為だよな〜と
ひとり顔を赤らめたのでした。

それからは、舗装道路の落ち葉を集めるようにしています。


作業の合間に、犬たちと山へ散歩に。
まだまだ雪が残る鹿曲川ぞい。
くんくん、鹿、猿、狐、狸、ウサギ、いろんなにおいだ。